九十九島せんぺいの歴史

九十九島せんぺい

戦後間もない昭和23年、長崎佐世保市で生まれた小さなお菓子屋さん。

原料が少なく、甘いものの少ない時代に、配給されていた粗糖をお客様がお持ちになり、飴玉やせんべいなどのお菓子に加工してお渡ししていたのが始まりでした。

世の中にない、新しい郷土の名物をつくりたいと試行錯誤の末に「九十九島せんぺい」が誕生し、多くの方々に喜ばれ、親しまれたおかげで「九十九島せんぺい本舗」が誕生しました。

せんぺいの由来

九十九島せんぺい

九十九島せんぺいが誕生した時代、北部九州では「煎餅」のことを「せんぺい」と発音する習慣があったそうです。

「九十九島せんぺい」は、あえて方言である「せんぺい」を使ってひらがなで称し、佐世保の名物として全国へ広めたいという先代の強い想いが込められています。

パッケージ

パッケージ

パッケージには1980年に中島潔先生に「洋傘をさす少女」の絵を書いて頂いて以来40年以上に渡り親しまれています。

長崎の異国情緒あふれた風景をイメージして、日本的ではない女性をモチーフに描れました。

九十九島せんぺいの年表

1948年
長崎県佐世保市にて前身となる菓子店が誕生
1951年
九十九島せんぺいが誕生
1953年
九十九島せんぺいの製法特許を取得
1957年
第14回全国菓子博覧会で名誉大賞受賞
1968年
第17回全国菓子博覧会で名誉無鑑査賞受賞
1970年
昭和天皇行幸に際し、九十九島せんぺいを献上
1980年
中島潔先生画「洋傘をさす少女」のパッケージデザイン採用
2021年
発売70周年に至る

過去のパッケージ

パッケージ